2024年06月27日
大きくなり過ぎ不要になった高さ約7m幹周り200㎝の樹木をエンジン式チェーンソーで伐採し幹の処分運搬を行いました。伐採作業場所の樹木はフェンスからも近くや電線にも触れ始めていたので細心の注意を払い安全第一で作業を進めました。
【不要になった大きな木を伐採する手順の中級編をプロが解説します】
伐採作業の最初から最後までを予測し作業工程を考えて行う事でスムーズな作業が行えます。(※伐採作業に慣れて無い方の作業を勧めるものではありません)
【樹木の伐採作業の確認事項・事前準備】
1.まず伐採の対象としている樹木の大きさを把握する。(高さ、幹の太さ&重さ、木の傾き、太枝の方向)
2.周囲に危険な物や壊れる可能性の物が無いか、人や車などの交通量を把握する。
3.大きな枝を安全に落とす場所と安全に太い枝を倒す伐倒方向を確認する。
3.伐採した後の処分枝や丸太や幹の量や重さを把握する。
4.ハシゴやチェーンソー、ノコギリ、ロープの大きさと種類を選定する。
5.準備した道具に不具合が無いか確認する。(チェーンソー本体や刃などの部品は消耗が激しいので予備を多く準備しておく)
【伐採作業実地手順】
6.ヘルメット、ゴーグル、ハーネス、安全帯、防護ズボン&防護グローブを取り付ける。(厚生労働省は労働安全衛生規則でも定められています)
7.歩行者や車が近くに来る場合は安全柵を設置し、作業範囲に入らないようにする。
8.伐採対象樹木に倒れないようにハシゴを掛ける。(ハシゴに登った後もずれたり倒れたりしないようにロープで固定する。
9.重い太枝を下に一気に落とすと下にある物が壊れたり、バランスを崩して落ちる場合があるので、枝が腐っていないか、枝が枯れていないかを確認して安全帯を取り付けて枝や幹が折れない所まで登る。
10.電線に絡んでいる場合は電線に損傷が無いように慎重に枝を切り安全な場所に落とす。(どうしても届かない場合は危険なので無理をしないで高所作業車を使う※資格が必要)
11.大枝を上から少しずつ軽くして下に落とす。(枝を軽くして落とすことで破損防止に繋がる)作業が二人で出来る場合は必ず解けないように太枝にロープを付けゆっくり下に落とす。想像より重い場合があるので枝の重さや枝を持って安全に下に落とせる重さか確認する。切った枝は風の抵抗も受けやすいので重さに耐えれず危険な場所に落とさないように注意する。
12.地上からチェーンソーで安全に伐採出来る高さ(状態)まで上の太枝、幹を落としたら周囲に散乱した地上の枝を片付ける。枝を小型チェーンソーで細かくする作業は手がチェーンソーに巻き込まれとても危険なので手動のノコギリを使う。
13.二人いればロープが必ず解けないように幹の上の方に取付け倒したい方向に引っ張る。(タイミングと力加減にコツがいります)
14.太い主幹をどの方向に安全に倒せるか考え、チェーンソーでツルを作り反対側からチェーンソーで切る。
15.伐採完了
以上の内容が大きな木を伐採するプロの中級編の作業方法と特に注意しなければならない必須事項です。他にも注意する点は出て来る事がありますが、ご家庭で経験の少ない方は難しく危険な作業ですので無理をして作業をすると大事故に繋がることがありますのでおすすめは出来ません。
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